アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
16
-
大きな声をあげた。
自分でも驚くぐらいに大きな声をあげたけれど2人には何も聴こえず届かず、露わになった自分の乳首を人差し指の腹でゆっくりと触れ始めていた。
普段からそんなところを触らない俺は、相手の指先がほんの一瞬触れただけで過敏に反応してしまい身体が上下に跳ねたと同時に甲高い声をあげてしまった。
まるで女にでもなったかのような自分の体に身震いし、恐怖し、嫌悪した。
止まらない吐き気に興奮。
全身が熱くなり肌にしっとりと浮かんでは下に零れ落ちる汗。
その一滴からも匂いが発せられ、二人の人外は更に興奮の渦へとのめり込んでいく。
シャツを破られ、ズボンを簡単にずらされ、下着なんてあるようでないようなもので、下着越しに触られることが何か嫌だと思い、頭の中で直に触れてくれと誰かが叫んでいた。
それをついつい言いそうになった俺は、絶対に言うものかと口を噤み、必死に耐えた。
その代わりに目からは止まらない涙がさらに勢いを増して、嗚咽も止まらず、相手の欲を逆なでしていた。
「ひっ!?」
思わず出た声は決して可愛いものではないけれど、咄嗟に押えられていない片手で口を塞いだ。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
16 / 67