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あまりにもお腹が空きすぎて、勢いよく目が覚めた。
布団をめくり壁にかけたれていた時計を見れば時刻は昼の1時を廻ったところだった。
今日が一体何日で、どうして誰も起こしてくれてなくて、確実に学校は遅刻で、考えることはどうして?どうして?と悩むばかりだった。
とりあえず一階のリビングにでも行けば母親が居ると思い、布団から出ようとした瞬間に身体中が軋むくらいに痛み、お尻にもなぜか痛みが走り、思わず「うあっ!」と声をあげてしまった。
その痛みを感じた瞬間に自分がどうして眠っていたのか、なぜこんなに身体中が、尻が痛むのかが一瞬で理解できた。
心の奥底から湧き上がる恐怖。
確実に自分を犯す何か。
それは生きている限りジッと自分の側に張り付き、切っても切れない縁を結んでしまっていた。
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