アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
27
-
震える声と体を抑えながら、紅河の体の触れようとした瞬間、俺は目の前の紅河から突き飛ばされた。
「っ!!??」
ソファから落ちた俺は急いで体を起こし紅河の方を見ると、片手で頭を抑え息切れして辛そうにしていて、嫌な予感が全身を駆け巡る。
「薬っ!・・・・・・薬、飲んで・・・・部屋に、鍵・・・・・かけて」
「だ、大丈夫かっ!?」
「いいからっっ!!!!言うこと、聞けっっ!!!」
目の前の紅河の半獣化を初めて見てしまった。
真っ黒の毛並みに筋肉質の身体に鋭く尖った牙に爪。真っ黒の中に見える赤く燃える二つの瞳が、やっぱり綺麗だった。
話していることに夢中だった俺はすっかり目の前に置かれている薬を飲み忘れ、紅河との会話に気を取られていた。
テーブルに置かれていた薬を手に取り急いでその場から立ち去ろうとした。
だけど紅河の理性はすでに限界を迎えていたようで、簡単に俺の目の前へと移動し行く手を阻み床へと押さえつけられてしまった。
「うあっっ!?」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
27 / 67