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義父の話してくてたことを胸に携え、俺は久しぶりに外へと足を踏み出した。
もちろん薬は分量を守り、常に常備して無くすことのないようにと将道さんや母親に強く言われ俺は久しぶりに学校へと登校したのだった。
月経周期とよく似たフェロモンはほぼ1日で落ち着くがまれに3日続く者もいるが薬さえ飲めば落ち着くとのことだった。
だけどこれは一般的な話であり俺の場合はだいぶ違うようだった。
最初の1日はほぼ匂いが強いらしく薬で制御しきれず家で引きこもらないといけなかった。そして後の日は薬でどうにか抑え込めれるが自分自身の身体が焼けるように熱く、まるで何かを誘うかのように下半身が濡れるのだ。
両性とは言っても、結局のところ男でも女でもない、ただの中途半端な生き物でしかないのだと、自分の中で化け物のような位置に落ち着いてしまった。
そしてこれが将道さんによる診察結果だった。
襲われた日がどうやら俺の初めての両性になったと言う証拠に濃いフェロモンを学校中に放ってしまったのだ。
あれから一週間以上学校を休み色々と迷惑をかけてしまっている。
そして紅河の姿をあれから見ていない。
家には帰ってきてはいるそうだが俺の目にその姿が止まることはなかった。
完全に避けられている状況に腹がたってもいたが、紅河に最後に言われた言葉が胸に突き刺さったままで強く言えない自分がそこに居た。
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