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前を歩く矢田を観察する。
背は噂通り高い。180はあると思う。
顔は、整っていたと思うけどあまり覚えていない。
性格は良くはない。人を脅すようなやつだ。
女癖は、悪いんだろうな、人を脅してまでセックスをしようとするやつだし良いとは言えない。
矢田の後ろを歩いてるうちに、自分の家であるマンションを通り過ぎ、駅に近づく。そして、矢田は小綺麗なマンションに入っていった。どうやら矢田の家のようだ。
部屋の中も、綺麗に整理されていた。
「シャワー浴びますか?」
「どうでもいい。浴びて来いっていうなら浴びてくるけど」
「気になんないんで、やらせてください」
「逃げたりしないし」
「これだけはしないでってことあります?そんな変なことするつもり無いんですけど」
「どうでもいい。好きなようにしたら」
「…………センパイ、顔はめっちゃ可愛いのに、残念過ぎます。そこは優しくしてねって言いましょうよ」
「うるさい。さっさとしろ」
センパイ情緒ってないんすか?なんて言ってるけど、そんなものない。
どうだっていいから早く終わらせろ。
黙って睨むと、諦めたようにリビングから自室らしきところに入っていった。
部屋に入ってすぐ服を脱ぐ。
どうせいらない。
「センパイ、まじで情緒ないんすけど」
「萎えてくれるなら大助かりなんだけど」
「全然そんな顔に見えませんて。表情変わるんすか?」
「そんなセンパイはどんなエッチな顔見せてくれるんですか?すっげぇ楽しみ」
好きに言ってろ。
何度もした。何度しても何度しても、俺は痛いだけだ。
気持ち良さなんて見つけられたことがない。
どうかこいつが1回で飽きてくれることを祈りながら、流れに身を任せた。
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