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最低な兄ちゃん
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いつも通りの授業なのに、竜が待ってくれていると思うといつもより、いや何倍もワクワクした。
そして4限目まで終わり、昼休みの間に保健室に戻って来た……までは…良かったのに……
「ただいま~。りゅ~う!兄ちゃん疲れた……よ…あ、あれ?竜?出ておいで?ねぇ、ねぇ!竜!」
竜が居ると思って飛び込んだベットには誰もいなくて、不安になった。どこかに隠れているのかと思って保健室中を探したけどやっぱり居なかった。
いつも、気付いたときにはもう遅いのだ。
あぁ、またやってしまった……
また竜を一人にして、怖がらせて、最低な兄ちゃんだ
プルルルル
「もしもし、俺だ。今すぐ鈴清学園付近の防犯カメラに、竜を連れていったやつらが居なかったか調べろ。見つけたら直ぐに報告と調査続行だ!分かったな」
「はい、分かりました。…」
ピッ
「すぐに迎えに行くから、ちょっと待っててね竜……」
・・・・・・
「んぅっ!ん~」
「お、起きたか。竜?」
「んっぅっ!ん~」
「はっ!お前の大好きな昇兄は来ないぜ?これからがお楽しみの時間だ…………」
昇兄………早く、前みたいに、俺を助けて!……待ってるから
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