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大嫌いなのに zzir (ズズ視点)
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side ズズ
俺はズズ。高校一年生。
俺にはこいろっていう幼馴染がいるんだけど
俺はこいろのことが好き。
太陽みたいに明るい笑顔とか、声とか
全てが好き。
でも、俺が意地張ったり、恥ずかしがったりするせいでいつまでもたっても思いを伝えられないまま。
今日の放課後、俺は先生から頼まれてた作業をしていた。
こいろも手伝ってくれた。
でも、少し気にくわないことがあって。
つい強く言ってしまって。
こいろを怖がらせちゃって。
こいろは教室から出ていった。
「……はぁーあ。……何やってんだよ、俺……」
好きな人を怖がらせて傷付けるとか…最低かよ…。
ちょっとの間、ぼーっとしてたけど
そういやもう夕方か
そろそろ帰らなきゃな。
……明日、こいろに謝れたらいいんだけど
『~~~~!!』
ん?なんか騒がしいような…
気になるな…行ってみるか
俺が騒ぎの元へ近づくと、会話がはっきりと聞こえてきた。
A「あんたのせいでズズ君はイライラしてるの!あんたがいるから、ズズ君はあたしを見てくれないのよ!」
こいろ「ズーズーがAちゃんのことを見ないのは、そこまでの女ってことでしょ? だって、Aちゃんみたいな女の子とズーズーは釣り合わないもん」
この高い声、そして俺のことをズーズーと呼んでいる。
こいろか…!
言い争いの相手はクラスメートのAか。
なんかいつもベタベタくっついてくるんだよな…
にしてもこいろの奴、よく言ったな~w
…………っ!?
Aの奴、こいろを殴ろうとしてる!?
……ふざけんじゃねえぞ
「……おい、何やってんだよ」
マジでふざけんな?俺の大事な幼馴染傷付けようとしてんじゃねえよ
こいろ「ズーズー…!」
…はは、こいろの奴
俺が来たとたんに笑顔になりやがって
やっぱりお前は笑顔が似合うよ。
A「…ズズ君!? どうしてここに…あ、いや、ち、違うの、これは…」
は、頭沸いてるのかこいつ
「何が違うっていうんだ?あ?」
A「あ、あの…ズズ君とこいろちゃんよく喧嘩してるから、仲良くなってほしいなーって思って!」
「仲良くなってほしかったら殴るのか?暴言吐くのか?」
A、顔が引きつってる
そりゃそうだ。普段ベタベタくっついて好感度上げてる奴に責められてるんだもんな。
A「……っあ、あの…わたし、は……ズズ君の、ために……」
チッ、こいつ何言ってんだ?
「ふざけんじゃねーよ!!」
「何が俺のためなんだよ!!こいろを脅せば俺が喜ぶとでも思ったか!?」
俺は今までにないくらいでかい声で怒鳴った。
自分で言ってるくせに驚いてる。
A「っひ、だ、だってズズ君、こいろちゃんのこと……」
「ああ!?大好きだけど何か文句あっか!!」
A「………………え?」
こいろ「え?」
え、
あ
ああああああああああああ!!!!//
やっべえ、本人がいる前で何言ってんだよ俺!!
こいろ「え、ええええええええ!?!?//」
「ああああ!!お前も居たんだった!!あ、い、いや、その//」
こいろ「ズ、ズーズー……?//」
「ああああああもう、クソ可愛……じゃねえ!おい、行くぞ!!//」
こいろ「あ、う、うん…//」
このときAは呆然としてたらしいが
俺はずっと心臓の激しい鼓動が止まらなくて、そんなの気にする暇なんてなかった。
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