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楼の華 二 mrkty
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ヒラノ課長が働いている妓楼の名前は「縹屋」(はなだや)です。
縹っていうオリキャラを登場させたことがありますが忘れてください←
廓言葉がヘタクソすぎる…
関西弁もヘタクソだ…
あ、新キャラです
みかる…青鈴(ヒラノ)の禿。青鈴のことを慕っている。
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side ヒラノ
客「いやあ、流石は青鈴太夫。とても楽しめたよ!」
「ふふ、それはようざんした。またわっちを選んでくれたら嬉しいわぁ♪」
客「勿論だとも!では!」
客が去るまで手を振り続ける。
客が去り、自分の部屋へ戻った瞬間、俺は布団に寝転がった。
「あ“ーーー、しんどっ」
何やねんあの客…
いつもいつも俺の体潰す勢いでのしかかりおって…
あーあ、体痛いわー…
モリ「青鈴太夫、失礼します」
気付くと、襖を開けて、若衆であるモリ君が入ってきていた。
「ああ、モリ君。しばらくはお客もつかへんし、いつもの話し方でええで。」
モリ君は二年ほど前にこの楼へ若衆として働きに来た男である。
暇な時間などにはよく二人で談笑していることが多い。
モリ「そうか、ほなそうさせてもらうわ。お疲れ様、ヒラノさん。思いっきりぶちまけてええで」
さっきは堅い表情をしていたモリ君が、柔和な笑みを浮かべながら隣に座った。
「だぁーーーーっ!!ほんまに何やねんあのクソデブ親父ぃぃぃ!!!」
モリ「はっはっは!よぉ言うたな!」
モリ君とは何でも話せる仲やと思ってる。
実際、遊女になってから俺の本名である「ヒラノ」を教えたんは、こいつを含めて二人だけやしな。
…まあ、何でもっちゅうんは違うかもしれんけど。
モリ「けど、せやったら拒否すればええやん。縹屋の華、青鈴太夫やったらそんなこと余裕やろ?」
「でもなー…あの親父、よー金落としてくれるんや…勿論、他にも落とす奴はおるけど…無駄にするわけにもいかんし…」
遊女が外に出るには借金を返さなあかん。
正直、何年かかるんやろって額やけど。
「俺はいつか絶対に、この下らん牢から出たるんや…!」
モリ「……でも、身請けしてもらうっちゅう手もあるやろ?」
身請けか…
望みはするけど、絵空事のような話やな。
「…そんなん、叶うわけないやろ…。」
思わず呟いてしもたけど、モリ君に心配かけたくないな…
俺はへらっと笑って見せたが、モリ君は何やら真剣な目で
モリ「ーーーーーー」
「ん、なんか言うたか?」
モリ「ああ、いや、別に。…それより、もうそろそろ昼見世の用意せなあかんのとちゃうか?」
「ああ!ほんまや!そろそろ禿たちも呼びにくる頃…!」
モリ「そか。ほな、俺は手伝い戻るわ。」
…なんか、モリ君
悲しそうな顔しとった気がするな…
みかる「花魁、昼見世の支度に来ました。ご用意を。」
「あっ、ああ…よろしく頼むわ。」
みかる「はい。では、まず髪を結って…」
モリ君…さっき何て言ってたんやろ…?
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この話が終わったら、みかる君の話も書こうかと思ってます
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