アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
啓太sid 転校生
-
いつもと変わらない日々にいつもと変わらない俺。
つまらない、つまんない、つまらん。
毎日が退屈で仕方が無い。
そりゃ、それなりに楽しい事もあるよ? でもさ、いつもと変わらないんだよね。
きっと今日もいつもと変わらない。
ほんと、
つまんない。
そう思っていた。
「古谷……優です。 よろしくお願いします。」
いつもと変わらない日々に現れたのは顔を隠した転校生。
綺麗な髪をサラリと揺らしてお辞儀をする。
別に普通の動作だけど何故か輝いて見えた。
ヒソヒソとクラスメイトが話している。
髪を染めているだとか顔が見えないだとか。
でも、あの髪は天然だとおもうな。
顔は確かに見えないけれど、きっと可愛い。
鼻と口は整っているからさ。
きっと目も髪同様綺麗だろう。
多分今まで抱いた誰よりも綺麗な気がする。
あぁ…
抱きたい。
そんな事を考えていると古谷優と名乗った子は俺の隣の席に座った。
俺って顔と運だけはいいかもしれない。
気になってる子がこんな近くにくるなんて。
この子は絶対俺のつまらない日々を変えてくれる、そんな変な確信があるんだ。
あ、俺さ顔と運もいいけど勘も良かったんだよね。
隣に座って俯いてしまった古谷君に早速話しかける。
こうゆうのは第一印象が大事だよね。
多分あんまりズカズカ踏み込むのはキライだろうし、でも少しぐらい行かないと無視されそうだし。
とりあえず話しかけてみて反応を見ようかな。
「ね、古谷君」
小さな声で話かけたけど無視された。
声が小さ過ぎたのかなー。
「おーい、古谷くーん」
先程より声のボリュームを上げてみた。
それでもヤハリ無視で。
ここまで来たら意地でも顔上げさせてやるって変にもえてきた。
「ふーるーやぁー君! 古谷君ってば!!」
大きな声で耳元で呼んでやった。
「っわ!?」
っと小さな悲鳴を上げてビクリと肩を揺らす。
驚きに任せて顔をあげると俺の顔をみて静かに謝った。
勢い良く顔をあげたせいで少しだけ見えたけど。
うん、やっぱり可愛かった。
まぁ、目の色は暗くて見えなかったんだけどねー。
俺は気になっていた古谷君の髪の毛を掴むとサラリと落とすを繰り返しながら改めて思った。
やっぱり髪の毛は天然だなって。
全然いたんでないし艶もあるしサラサラだし。本当綺麗。顔隠してるのもったいないなぁ。
そんな事を考えてたらつい口に出してしまった。
「ねぇ、古谷くん。 この髪って地毛だよね? 皆染めたとか色々言ってたけどさ染めてたらこんな髪綺麗じゃないよねー! 前髪長すぎて顔見えないのは残念だけど」
それに対して普通に返答してくる。
古谷君って根暗そうに見えるけど実は違うかったりして。
だってほら、普通に話せるし。
離した髪をまた一房掴む。
何度みても綺麗な髪。
「でもさー、この色さ凄い綺麗だよねー。さっきちらっと顔見えたけどさ、古谷君すっごい似合ってると思うなー。俺は好きー。」
掴んだ髪をサラサラと落とす時何気無くそういった。
古谷君は、凄く驚いてたみたいだけど。
それに自分の髪色嫌いなのかな?
多分前髪切って整えたら凄く可愛いのに。
ってか何で顔隠してんだろ。
「てかさ、古谷君ずっと下向いてるよね? 前髪とか上げたらー可愛のにもったいないし」
気になったから前髪を上げようとしたらめちゃくちゃおこられた。
顔を見られるのが嫌ならしい。
これは絶対なんかあるよね。
気になる。
でも、知るにはやっぱり仲良くならないとだよね。
とりあえず自己紹介しないとだなって思ってしてみたはいいけど。
古谷君を優呼びしたら静かにやめろと言われた。
名前を呼び捨てにするのが嫌みたいで二回めのお怒りを受けたまでだが。
とりあえず優ちゃんと呼ぶことに許可は頂いた。
本当だったら呼び捨ての方がいいんだけど。無理強いしたらきらわれちゃいそうだしね。
とりあえず
いつもの相手に比べてガードは硬いけど絶対に惚れさせると一人で決意するとへラリと笑った。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
5 / 50