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お別れ
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「じゃぁーねぇ、ゆーちゃん!」
「んー、また明日」
寮の部屋まで送ってくれたけーちゃんと別れると部屋にはいった。
あれから。
けーちゃんとご飯を食べた後、教室に向って授業を受けた。
後半の授業って過ぎるのが早く感じちゃって物足りないし。
本当、時間が過ぎるのが早い。
さっき、けーちゃんと離れたばっかだけどまだ話したいとか思ってしまう。
まぁ、時間が早く感じるのは俺が、けーちゃんといる時間を楽しんでるって事なんだろうけど。
康介と色々あってから直ぐにけーちゃんと、何て虫がよ過ぎるよね。
あの時、二度と同じ事は起こさないと決めたんだから。
ちょっと、決意が緩かったんだよな。
けーちゃんには、悪いけどあんまり関わっちゃダメだ。
《マジキモいんだけど》
康介の時の二の舞にはしない。
最低限の距離を保たなきゃって。
俺は、叔父さんが業者に頼んで綺麗にした部屋の中を行ったり来たりした後、バスタオルを持ってシャワーに行った。
俺の、部屋は特別一人部屋なんだけど無駄に広い分なんかさみしい。
だから、変な行動ばっかしちゃうんだよね。行ったり来たりとかさ。
誰か同室にならないかな……。
前みたいに康介と同室なら楽しいんだろうな。
ゆっくりとシャワーを浴びながらそんな事を考える。
ふと、康介の名前がよぎって振り払うように頭を振った。
いっその事、康介への気持ちも綺麗さっぱりシャワーで流れないだろうかなんて期待してみるが無駄だったようだ。
風呂から上がると体を拭いて下着を着てベッドに倒れこむ。
髪が生乾きだったりするが自然乾燥でいくつもりだ。
それにしても、色々考えたせいか疲れて眠い。
俺は、一つおおきなあくびをすると薄っすらと目を閉じる。
リラックスして力を抜く事でふわふわとした白いベッドに身体が沈む。
それと同時に意識も遠のいていった。
______うかぶのはお前の顔
(……康介の顔がみたい)
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