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もう離れられなくて#48
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徐々に下半身を上に上がってきた奏楽さんの鋭い刃は、
とうとう内腿の際どい部位に辿り着いた。
邪魔だったらしい下着までもを取っ払われて、
僕の身体全部が奏楽さんの餌食になろうとしている。
流石にそればっかりは僕もそう簡単に受け入れられず、
膝の裏を抱え込もうとする奏楽さんに抵抗して足を擦り付けて隠した。
「次はココだよ、美晴。」
「…っ、そ、れは……いくら何でも……っ。」
痛みに耐えるのとはまた別の、
恥じらいで身体に力がこもる。
長い指で押される内腿は、痛みとかそんなものより
込み上げる羞恥に耐えられる気がしない。
「ほら、足開きな。ココで最後にするから。」
奏楽さんは僕の顔の目の前、
ほんとのほんとに数センチの距離まで来ると、
何処か哀しげで物足りなそうな表情をした。
…ずるいんだ。
奏楽さんは。
そんな顔をされて、僕が断れないこと
知ってるくせに。
「……最後、ですよ?」
僕は羞恥に今にもおかしくなってしまいそうな頭から
”考える”という行為を投げ出し、
奏楽さんの手に従って脚を持ち上げた。
「……いい子だ。」
奏楽さんは一瞬優しく微笑むと、
再び僕の股に顔を寄せる。
正直、見ていられる気がしない。
こんなことされたの、初めてなのに。
こんな体勢で、
こんな格好で、
全部全部初めてなのに。
その相手が奏楽さんだなんて、
恥ずかしくて今にも頭から火が噴き出しそうだ。
奏楽さんは僕のモノを人差し指と親指で挟むと、
それを緩く動かしながら”最後”の部位に歯を立てた。
「っ、や、いた、い゛っ、そらさっ、いあ゛ぁ゛ッ!」
そもそも皮膚の薄い部位。
痛くないわけがない。
奏楽さんの指が挟むソレに恥じらうことが出来たのなんて一瞬で、
僕の思考回路は一気に吹っ飛んだ。
「美晴。…こっち、感じてて。」
僕の異常なほどの痛がり方に、奏楽さんは一度口を離した。
こっち、というのは奏楽さんが扱く僕のソレで間違いないだろう。
痛みの消えた僕に残ったのは
激しい羞恥と長い指に翻弄される、
自分でする行為とは比べ物にならない快感で。
ぐんと硬さが増したのが自分でよくわかる。
「っ……ん、はぁ…っ。」
生まれて初めて出した、耳を塞ぎたくなるような情けない声に、
奏楽さんは満足げに息を溢した。
「…可愛いな。…そのまま感じてろ。」
再び歯を立てられたそこは確かに痛いはずなのに、
自身は萎えるなんて言葉知らないみたいにビクビクと腰を跳ねさせる。
もう、今の僕は自分の置かれた状況が一つも理解できてない。
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