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10 (R18)
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いつものように明智君が、部屋の明かりを1つ消した。
「夏木……」
名前を呼ばれて抱き寄せられ、キスの後服を脱がされる。
明智君はやっぱり胸を愛撫するの、好きみたい。オレをベッドに押し倒し、胸を押し撫でながら、キスを落として舌を這わせた。
「は……あ……」
いつものように乳首を刺激され、びくびくと体を震わせる。
「オレ、女じゃない」
上ずった声で訴えたけど、「でも感じんだろ」って笑われた。女の子の胸の代わりじゃない、オレだから触りたいんだって。オレが胸で感じてるの分かるから、そこをまず可愛がるって。
そう言われて嬉しい。オレを愛してくれて嬉しい。
オレも明智君に触れるの好きだ。女の子の代わりじゃなくて、女の子になってるつもりでもなくて、男として彼の体を触りたい。それと同じなのかも知れない。
明智君の大きく固い手が、オレの胸や腰を撫で上げる。
乳輪を甘噛みされると、自然に腰が浮き上がった。
「あああっ」
ふふっと満足そうに笑いながら、明智君が浮き上がった腰を揉む。
お尻を揉まれるのは好きだ。下着ごとズボンを剥ぎ取られ、谷間に指を這わされる。その奥のつぼみに触れられると、「んんっ」っと恥ずかしくて声が出た。
さっきお風呂の中で自分で準備したソコは、もうだいぶほぐれてて、いつもより多分緩い。
「あれ、自分で触った?」
明智君にも分かったみたい。格好いい顔に見下ろされ、顔を覗き込まれて、なんだか余計に恥ずかしい。
「うん……」
正直にうなずくと、ふふっと笑いながらちゅっと軽くキスされた。
「お前いつも、女なら準備いらねーのにとか色々言うけど、オレ、お前のココほぐすの結構好きだぜ」
ココ、と言いつつつぼみに触れられ、ビクッとした。
「だってお前、すげー感度いーし。中を拓いてくと、脚も開いてくし。そういうの、たまんねぇ」
「脚、開かないよ」
カーッと赤面しつつ反論すると、「開くよ」ってニヤッと笑われた。
明智君の手にはいつの間にか、いつもの業務用のラブローションがあって、ぶしゅっと指にまとわせてる。
オレの腰の下にタオルを軽く敷き、オレを1度横向かせる明智君。すぐにつぼみに濡れた指が埋められて、胎内に触れられ「んんっ」とうめく。
くちくちと立つローションの音。
ぐいぐいと穴を拡げられ、反射的にびくっとなる。
明智君がこうして準備をするの、ホントは面倒なんじゃないかっていつも思ってた。女の子にもこれくらい準備した方がいいんだって、そんな説明に傷付いてた。
けど、それはオレの勝手な想像だったみたい。
「女のことなんか、1回も考えたことねーよ。お前だから、やるんだ」
明智君は穏やかな声でそう言って、オレが自分でほぐした穴を、更に念入りに準備した。
太くて長い指が2本3本と増える内、横向いてらんなくなって、明智君にしがみつく。
「は、あ……」
ひっきりなしに漏れる声。
「ほら、脚開いた」
嬉しげに囁かれたけど、ホントにそうなってるか、確認するような余裕ない。ぺろりとヒザ頭に舌を這わされて、太ももを撫でられる。
埋められたままの指がぐりぐりと動き、感じる1点をいたずらに押した。
「ああっ、だめぇっ」
上ずった声で悲鳴を上げたら、「ダメじゃねーだろ」って笑われた。
いつもより意地悪な明智君。いつもより楽しげな明智君。えっちの前に必要な準備をするだけって訳じゃなく、オレの反応に喜んでる。
それがすごく恥ずかしいのに、妙に嬉しいの、なんでだろう?
ずるっと指が抜かれ、更にローションが中に足された。
「いい?」なんて訊かれない。訊いて欲しくない。だって、いいに決まってる。
「夏木」
優しい声で名前を呼ばれ、胸の奥が甘く疼いた。
この1週間、ずっとガタピシいってた心臓が、熱く甘い何かで癒されてく。
「明智君、好き」
思わず口にすると、「オレも」ってキスされた。
唇を塞がれ、口中に舌を差し込まれたまま、拓かれたつぼみに熱いモノを押し当てられる。
「んむっ」
封じられた唇から、反射的に漏れる悲鳴。熱く固いモノがぐっと押し込まれ、濡れた体腔を穿っていく。
「んんんんーっ」
オレは明智君の背中にしがみつき、挿入の衝撃と感触に耐えた。
奥までみっしり貫かれた後、再び明智君の肉厚の舌がオレの口中を愛撫する。上も下も犯されてる感触は、おかしくなるくらい気持ちイイ。
しっかり抱き合ったまま緩く腰を揺すられると、口から上擦った高い声が漏れた。
「んん、んあ」
「夏木」
甘えた声だと、自分でも思う。
キスの合間の明智君の声も、ビックリするくらい甘く響く。
「ここじゃあんま声聞けねーな」
明智君が苦笑しながら、少し動きを早くした。確かにそうだと、オレも思う。自分で口を塞ぎながら、声を抑える努力する。
下手にラブホとか行けないのは、オレたちが教師っていう人種だからだ。
それに、今まではセフレだったし。えっちするのに場所なんかどうでもよかった。
ギシギシと鳴るベッド。押さえた口から漏れる声。明智君の息も荒いのが分かって、ぞくぞくと興奮する。
明智君がオレの両脇に手を突いて、更に強く抜き差しを始めた。
快感が強くなり、気持ちよくて好きで、おかしくなりそう。明智君の腕に片腕を這わせ、「んっ、んっ」と身悶える。
「夏木、好きだ」
明智君が言った。
「気持ちいーか?」
そんな問いに、こくこく必死で首を振る。
「ああっ、好きっ」
思わず告げると、声が上ずって高くなった。そのまま高く啼かされて、慌てて必死に嬌声を抑える。
両脚を押し開かれ、深く貫かれ、揺さぶられた。
何度も奥を突かれると、その度かすかに悲鳴が漏れる。
いつもより少し激しい行為。いつもよりずっと気持ちよくて幸せ。もっとぎゅっとして欲しい。もっと強くされてイイ。痛くされても、今なら痛いって思わない自信ある。
体も心も満たされて、多幸感に浸らされる。
この2年、この部屋で何度も繰り返した行為なのに。なんで今、こんなに気持ちイイんだろう。気持ち善過ぎると、なんでこんな、涙が出てくるんだろう。
どうされても気持ちよくて、こすられる度に中が融けそう。熱い。気持ちイイ。どうにかなりそうなくらい気持ちイイ。
彼の背中に回した腕で、ぎゅっと強くしがみつく。
明智君がそれに、ふっと優しく笑った気がした。
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