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どんだけお金持ってんですか!?
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ばあちゃんがスキップで行った後、俺はメイドさんの案内でじいちゃんとばあちゃんがいるであろう部屋の前に来た。
「扉、開けてもよろしいですか?」
俺があまりにも呆然と部屋の扉を見るものだから、メイドさんが心配した顔で俺に問うてきた。
「あ、ちょっと待ってもらっていいですか?もう少し感動に浸りたくて。」
俺がそう言うと、メイドさんはフフッと少し笑った。
「分かりました。はじめて来る方は皆さん驚かれるのです、今の真人様のように。」
ですよねぇ、そーですよねぇ
これは驚いてもおかしくないですよねー
さっきからちょいちょい見る、絵画や家具がすごい高そうなやつばっかだから、
部屋一つ一つもすごいんだろうなぁとは思ってたけど…
これは予想越え。
こんな3mもある扉、初めて見た‼‼
一般庶民の俺には想像も出来なかったよ、こんなの。
「はぁ~、どんだけ金持ちなんだよ、じいちゃん。」
俺は浅いため息をついてから、10分はここでずっと扉を見ていた。
その間、メイドさんは美しい姿勢を崩すことなく、静かに待っていてくれた。
やっと見飽きた俺は、扉に手を触れ押し開けた。
ギィ…
中に入ると、じいちゃんとばあちゃんは何やら話をしていた。
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