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声に出ちゃってました…!?
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入口があったのは、さっき俺がいた場所から10分歩いたところだった。
「つきましたよ、真人。ここが獅富高校の正門です。」
「うわ…すっごい豪華…」
てか……でかすぎだろ‼︎‼︎
じいちゃん家で見たあの3mの扉と同じくらいあるぞ、この門!
何!?“お金持ちの扉や門は3m以上必要”って決まりでもあんの!?
「くくっ……そんな決まりはありませんよ?」
ですよね、ないですよね、そんな決まり…
「って??なんで俺の考えてたことがっ!?」
「くくくっ…どんな人でも声に出して言われればわかりますよ。」
え?
「……声に…出てました…?」
「はい。それはもうしっかりと。」
考えてたと思ってたけど…どうやら声に出て……
って!!
「何にやにやしてるんですかっ???」
「いや、可愛いなあと思いまして。」
「か、可愛い…って!バカにしてるんでしょ!」
こんな普通すぎる俺が可愛いとか、絶対ないし!
からかってるんだ、檜先輩
「馬鹿になんてしてませんよ。本当に可愛いと思いました。」
そ、そんな格好いい顔ではっきり言われたら
「そ、ですか…じゃ…いいです。」
って言うしかないじゃん!
「では、中に入りましょうか。」
「はい!」
中、どんな感じだろ。
ちょっとわくわくする!!
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