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結婚!?
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てか、さっきから話してるけど、俺まだこの二人の名前聞いてない…
「あの…名前聞いてもいいですか?」
意を決して聞いてみた。
「あ、そっか。まだ名前言ってなかったね。じゃ、自己紹介も含めて…僕は、甘濃美月。2年生だよ。好きな食べ物は甘いものならなんでも。嫌いなのは苦いもの…って言っても、チョコレートのビターは平気。コーヒーの苦さも甘いお菓子に合うから平気。ダメなのはゴーヤとかピーマン辺り。得意なことは…お菓子作りかな。あ、僕のことは美月でいいからね」
「じゃあ、美月先輩で」
「えらいね、ちゃんと先輩つけるなんて」
年上だし当たり前だと思う。
「や、美月先輩は年上だから…」
「うん。ますますえらい。僕とか隼人はSクラスの一個上の先輩にも普通にタメだからね、真人はそんなとこまで可愛いね」
隼人…って、赤髪の名前かな?
っていうか、また言われた…可愛いって。
今度、伊知郎さんに良い眼科調べてもらお…で美月先輩に教えてあげよう。
とりあえず、話を元に戻す。
「美月先輩ってお菓子作れるんですね!」
男なのにすごい…
「うん。今度何か作ってあげようか?」
「いーんですか!?じゃ、お願いします」
こういう時は遠慮しないのが俺。
「OK!あ、そういえば隼人の紹介まだだったね。じゃ、隼人どうぞ!」
美月先輩が赤髪に話を振る。
「忘れてんじゃねえよ。俺は加名盛隼人。2年。好きなものは甘いもの以外ならなんでも。苦手なのは甘い系全部。得意なことは特にねぇな。できねぇこともほとんどねぇけど。ってわけだから真人、お前俺と結婚しろ」
…………はい…?
え、、?
どういうわけ?
てか結婚!?付き合ってとかじゃなくて結婚!?
いやいや、付き合ってでも問題だしつっこんだと思うけど、結婚て、話し飛びすぎだろ!
だいたい、俺男だし!!!
「俺、男ですよ!?正気ですか!?」
「ああ」
ああって…ああってあんた…
「だ、だいたい男同士では結婚できませんよ?…で、できませんよね!?」
「できねぇな」
よし、きたぁ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎
「日本じゃ」
日本じゃ…!?ってことはもしかして…
「海外行きゃいいだけの話だろ」
やっぱりー(泣)
「で、でもやっぱ無理ですっ!」
「なんでだよ?俺と結婚できるんだ、うれしいだろ?」
うわあぁ…
なにこの俺様…
いや、でも確かにうれしいだろうよ。
それが、女子ならの話だけどね!?
でも俺は男子!
ここはなんとしてでも断わらねば!
「でっ、でもでもでもっ!!」
「そーだよ!無理に決まってるじゃん!」
おおっこれぞまさに神の助け!
さすがです、美月先p…
「真人は僕と結婚するんだから!」
先輩ぃぃぃ!?
違う!違うよ、先輩!!
助けに入ったんじゃないの!?
「だよね!真人!」
全力で違うみたいです…
「えっ、いや、そんなことは」
「ほら、みろ。真人は俺と結婚したいってよ」
ちっ…げぇよ!
なんでそうなるんだよ!
「ぇ!そうなの、真人!?」
「そうだよ」
だから違うって!
「ほら、無言は肯定の意を示してんだよ」
もう黙ってろ赤髪ィィィィイ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎
「いや、断じてそんなことはっ」
「ほら、違うじゃん!真人は結婚なんてしたくないんだよ!」
そう!
そうだよ、美月先輩!
気付いてくれて、ありがt
「隼人とは!」
違う違う違う‼︎‼︎‼︎
たとえそれが美月先輩でも結婚したくないよ!
「はぁ!?どういうことだ、真人!」
…もうダメだ。
この人ら、もうダメだ…
こうなったら…
ちらっと檜先輩を見て目で訴える
助けてください!檜先輩!!
「はぁ…、いい加減にしなさい二人とも」
伝わったーーー!
「真人が困っています。それに、よく知らない相手との結婚なんて嫌がるにきまってますよ」
うーん?
俺が嫌がってるのは、よく知らないからとかじゃなくて性別についてなんだけど…
まあ、いいや。
それでこの話が終わるなら
「…そうだな。悪かったな、真人」
「ごめんね、真人。困らせて」
「いえ、そんな」
わかってくれればそれで…
「「これから、知って行こうな、ね」」
二人がはもって言う
そうくるか!
「いや、でも2年と1年では関わることがあんまりないんじゃ…」
「それに関しては大丈夫!生徒会で一緒に膨大な量の仕事するから!」
……は…?
「生徒会…?」
「うん。あれ、言ってなかったっけ?Sクラスの6人が生徒会役員だって」
……?
…………え?
「えぇぇぇぇぇぇぇ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎」
聞いてないです…
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