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罪悪感が凄いです!?
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「新入生の皆さん。これからの学校生活、健やかに勉学に励んでください」
じいちゃんの言葉で入学式が終わり、片付けが始まった。
…業者さん達の。
いや、あのね?
俺としては、仲むつまじく皆で片付けー…みたいな、そーゆーのをね?思い描いてたんですよ。
でもここはさすがの金持ち学校。生徒は片付けをしないスタイルらしいです。
…
じゃあ、俺も帰ろー。
…無理です。帰れません。
一般市民の俺には罪悪感が凄いです。
後ろを向いた体を前に向き直し、自分の座っていた高そうなイスを持ち上げる。
どこに持っていけば良いのかキョロキョロしていると、ピンポンパンポーンと言う音で放送が流れた。
「新入生の鈴木真人君。至急生徒会室まで来てね~」
それだけ流れて放送は終わった。
…美月先輩だ。男子にしては少し高めの声だから、多分間違いない。
…生徒会室ってことは、先輩達に会える…ってことだよね。
…なんかうれし。
あ、でも片付け…。
早めに戻ってきてやろ。
小走りで生徒会室に向かう。
…あれ?どこだっけ生徒会室。
この間の学校案内で教えてもらったのに…!
なんて乏しい記憶力なんだァ!!!
キョロキョロと辺りを見回す。
……!!あの赤髪は!!
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