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行き場のない想い…!?
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「俺が先輩のこと好きじゃないって…言ったから?」
その言葉を聴いた瞬間、俺の中の何かが切れた。
「んで…覚えてねんだよ……っ!」
仕方ないことなのはわかってる。
こいつに1㎜の責任もないことだって痛いほどわかってる。
けど、そう思わずにはいられなかった。
真人の腕を乱暴に掴み、俺のプライベートルームに連れ込む。
ベッドに放り投げ、仰向けになっている真人の頭の左右に手をおき、片足を真人の足の間に割り込ませて逃げないようにする。
「ちょ、先輩!?何ですかこの状況!俺怒ります…んンッ!?」
今口を開けば真人を傷付けてしまう。
その思いから、真人に深く口付ける。
「ンンッ!…んっ、ちょ…っと!ンンッ!!」
必死に抵抗する真人の顔を両手で挟み、さらに深く乱暴にキスした。
「やめっ、ふっ…んッんん、ぅ…は、ッア」
それでも抵抗し続ける真人の服のなかに手を入れる。
「…あッ!!んんッッ!!やっ、やだッ!…ッあっ…もっ、やめ ……おねがいし、ます…もう…」
急に大人しくなった真人に目を向ける。
っ…!!
泣いて……クソッ、なにやってんだ俺は!!!
落ち着きを取り戻した俺は、自分のしてしまったことの大きさを理解する。
服から手を出して真人を起き上がらせる。
「…真人、ごめ」
謝ろうと真人の方を向いた瞬間、手を握りしめて涙を堪えている真人の姿が、
「なんで…こんなことするんですか…?」
消え入りそうなその言葉が、
あのときの真人と重なって見えて…
うっかり泣きそうになった。
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