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"俺と契約をしよう?" 3
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snr side
「…っえ、頼るって……何や…?」
志麻くんが戸惑ったように言う。
「え、…えーと…頼るって言うのはですね…
人が人に何かを言うっていうか…なんて言うか…」
「…ふーん…そう、なんやぁ…」
「し、志麻くん…っ?」
「……俺が…センラに…っ…全、部話しても…お前は離れやん…か…?」
「……当たり前です、さっきも言いました!」
「…そ…やなぁ…なら……」
と、その瞬間。
っ…(ドサッ
僕に志麻くんが倒れてきた。
「…っ!?え、志麻くん…?志麻くん…!!」
「あっ……はぁ…っ…はぁっ…」
志麻くんの顔が徐々に赤くなっている。
僕に倒れかかっているから志麻くんの熱が伝わるんやけど…
志麻くん、おかしいほど熱い。
もしかしてずっとしんどかったんかな…!?
「し、志麻くん!ちょっと、待っててな、
今救急車呼ぶから…!」
僕は咄嗟にスマホを手に取り、電話をかけようとする。
すると。
「…っやめろ…よせ…
俺が、行けば…騒ぎになるから…」
「え…?」
「…っ俺は、…」
「…"吸血鬼"…やから…な…」
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