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翻弄 2
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放課後、拓斗を自分の家に連れていく。
「蒼ちゃんの家って、茶色なんだね」
蒼太は首を捻る。
「…?まぁ、壁は茶色だな」
「…ごめん、緊張で何を言ってるんだろ俺」
拓斗は恥ずかしくて、右手の甲で顔を隠した。
(…っ!ヤバイ!!拓が可愛い!)
真っ赤な顔を隠していた右手を掴み、引っ張る。
「早く入ろ?拓、めっちゃ可愛すぎて撫でたい!」
「はぁ?!」
『早く早く!』と引っ張り、部屋に行く。
「そこ、座れ」
ベッドの上を指差され、拓斗は大人しく座る。
すぐに蒼太の指が拓斗の頭を撫でた。
「たぁく、可愛いな」
「…可愛いっのは、蒼ちゃん…だよ!」
(何だよ、その顔!)
あんなに悩んだのに好きすぎて、どうでもよくなった。
はっきり言ってこのまま、えっちな事もしたいと思ってしまう。
(拓の恥ずかしそうな顔を見てるだけで、ムラムラする)
好きな人が、少し涙目で上目使いをしているだけで理性は飛ぶなと思った。
(先手必勝!)
我慢出来ずに、拓斗の頬に自分の唇を近づけたのだった。
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