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先輩に初めて出会ったのは学校の屋上。
アッシュブラウンの髪。
印象的な目。
「郁人くん。私、先に行くね!」
走って逃げていく女の子とすれ違う。
落ちてるネクタイ。
外れてたベルト。
乱れてる制服。
はだけた胸元。
唇、濡れてる……!
高速で状況を判断。一体、何を。男の俺でもドキドキする位、色気が……
う……噓……まさかHしてた?こんな学校で!?なんて破廉恥な!
「邪魔すんなよ。女が逃げたじゃん。」
1㎜も慌てる事なく、その人は俺を見て笑った。
「ご、ごめんなさい。」
…………って。なんで俺、謝ってんの!
こんな場所でヤッてる方が悪い!
「お前が代わりに相手してくれる?可愛い顔してるね。1年?」
代わり!?
「に、2年です……俺、男ですよ!」
「君みたいな子、タイプ。どう?」
目を見られたら心臓がうるさく鳴りだす。
…………どうって。
「むっ、無理です!失礼しました!」
慌てて目を逸らして屋上を出たけど、しばらく濡れ場を想像してしまい何度も先輩を思い出してしまった。
可愛い子、美人は皆、3年の青葉 郁人(あおば いくと)に喰われた……て噂話をよく聞く。だから名前だけは知っていた。
絶対に誰にも本気にならない 遊びなら誰とでも寝る男。
先輩、すげーHな顔してた……
思い出すと体が熱い。
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