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再会はサークル勧誘。勿論、先輩は俺の事を覚えてない。その日のうちに同じサークルに入った。
「おはよう。カケル。」
「おっ!おはようございます!!先輩!」
先輩の隣を歩く。高校の時からは考えられない……
「ふぁ……」
「先輩、眠いんですか?」
「バイトがハードで……」
先輩。どんなバイトしてるんだろう……
その後、偶然を装ってバイト先にも潜入成功。痛い奴?言われなくても分かってる。
同じ大学のサークルで先輩後輩。加えて、同じバイトのスタッフ。少しずつ距離が近づく。笑顔を見る度、俺は先輩の虜になっていった。
「郁人くん。今夜、私とどう?」
美人が先輩を誘ってる。
先輩は大学でも相変わらず。届きそうで届かない。だって俺はただの後輩。
…………でも、もう黙って見てるなんて嫌なんだ。
「青葉先輩が好きです……
俺と付き合ってください!」
気持ちが抑えられなくて先輩に告白をした。
「ごめん。」
アッサリ振られる。
笑顔を向けられたからって勘違いしない。先輩の答えも想定内。
「セフレなら?」
先輩はモテる。先輩の親は離婚してるせいか、恋愛にはまるで興味がない。
『誰にも捕まえられない男。』
『来るもの拒まず、去るもの追わず。』
『優しいけど冷たい人。』
皆、そう言ってる。沢山の人が隣にいるのも見てきた。
「真面目なお前がそんな事、言い出すなんて驚いたな。」
馬鹿な俺でもちゃんと分かってる。セフレは恋人じゃない。ただの都合の良い相手。
「駄目ですか?」
「いいよ……」
…………まさか受け入れてくれるなんて。
どんな関係でも構わない。
先輩の側にいられるなら……
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