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「お前、何フェチ?」
先輩の友達が聞いてる。
「足。」
先輩が答えた。
足が好きなんだ……
「エプロンも割と好き。料理好きな子にグッとくる。裸エプロンよりも長めのセーターに下着のみがいい。」
先輩、エプロン好きなんだ。やってみようかな……
クル……
先輩が振り向き、慌てて自動販売機の後ろに隠れた。
しまった!気付かれた!?盗み聞きしてるのバレちゃったかな……
昼時。学食で先輩を見つけ、声をかけた。
「先輩!」
「カケル。お前、俺にGPS仕掛けてる?毎日、よく居場所が分かるな。程々にしないと通報するぞ?くく……」
「水曜と金曜は必ず、学食だから、ここに来れば会えるかと思って。」
「ストーカーめ。」
「へへ。」
「どーも。君がカケル君?」
隣りにいた人が話しかけてきた。
朝の先輩の友達……
「こ、こんにちは。」
「へぇ。結構、可愛いじゃん。
よろしく。俺……」
「カケル。」
遮る先輩の声に振り向く。
「今日もどうせ来るんだろ。少し遅くなるから、コレ……」
ポイ。先輩が何かを放る。
慌てて手を出すと、カチャンと鍵が音を鳴らした。
「え!?これ、鍵!?くれるの!?」
「貸すだけ。」
…………それでも嬉しい。
「なくすなよ。」
「うん!」
帰り道、無地のエプロンを購入。セーターに着替えてから先輩の家に向かった。
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