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「準備は?」
「…………してある。」
「ハ……用意周到かよ。じゃ、力抜いて……」
「あ、の……ベッドへ……」
「野暮な事、言うなよ。キッチンで立ったまま犯されたかったんだろ?
「……違。ん、あアぁ!!」
先輩のが中に挿ってくる。キッチンで立ったまま。
「先……輩……好き……」
優しく揺さぶられたら先輩の事しか考えられなくて……
…………自分がセフレだって忘れそうになる。
「カケル!何、落ち込んでるの?」
教室で考えこんでたら、友人の斗真(とうま)が話しかけてきた。
斗真は高3からのクラスメートで俺の片思いを知っている。
「素っ気ない人に好かれるにはどうしたらいい?」
「カケル。『先輩のセフレになれた!』ってつい、この前まではしゃいでたじゃん。」
「全然相手にされてない。本当にヤるだけ。デートもしてくれないし……」
「セフレやめたら?それか、距離を置いてみるとか。少しは寂しかったりして態度を改めるかもよ。」
先輩も少しは寂しく感じる?態度を改めて大事にしてもらえる?
恋は駆け引き。なんかの雑誌にも書いてあった。
「…………やってみようかな。」
その日から電話もメールもやめた。大学でもバイトでも意味もなく近づかない。先輩に声をかけられそうになっても速攻で逃げる。
サークルの集まり、バイトの飲み会にも理由を作って行かなかった。
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