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すでに5日経過。
変化……?何もない。電話もなければ、メールもない。俺っていてもいなくても、どうでも良い存在だったんだ……
メンタルはボロボロ。正直、立ち直れない。
会いたい。先輩の顔を少し見るだけでもいい……
フラフラと学食に向かう。
いない……
先輩不足で寂しいのは俺だけ。本気で落ち込み食欲もない。
…………潮時なのかな。どんなに好きでも先輩は俺に『好き』をくれない。
目の前の日替わりランチはドンドン冷めてく。
「どうした?元気ないな。」
大学の学食でヘコんでたら斗真が来た。
斗真の言葉にボロッと涙が溢れる。
「お、おい。どうしたんだよ……」
「先輩から連絡ない。」
「マジで?あれから1回も?お前、本当にセフレ扱いなんだな。可哀想に……」
斗真の言葉がグサッと刺さる。
「よし。俺が慰めてやる。俺とデートしよう。
どこに行きたかったの?映画?遊園地?」
ポン……
肩を叩かれ振り向く。
「青葉先輩……!」
そこには5日ぶりの先輩がいた。
「なんか態度が変だな……とは思ってたけど。お前、男なら誰でもいいの?」
「え……?」
意味が分からず聞き返す。
「お友達、随分格好良いね。」
「先輩……?」
先輩がチラリと斗真を見る。
「違うよ。ただの友達……」
「…………」
「あの、先輩……」
「…………今夜、俺んちに来て。」
さ……誘われた!初めて……!
「行く……」
「……あ……ァ……大好き……先輩っ……」
「ねぇ。今日は縛って中で出してもいい?」
先輩は狡い。俺が断れないって知ってて。
もう無理……って言ってるのに何度も何度も繰り返される。
今日も呼び出されるまま、先輩のうちへ。
あれから先輩からの誘いが増えた……気がする。
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