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勇者、魔王に堕ちる
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「さっきから俺のことを責任転嫁だとかいうけどさあ?実際俺に責任転嫁してんのはアンタじゃないの?」
屹立したソレを見せつけるように、しかし絶頂を迎えるにはもどかしい程度に扱きながら男に言う。
「本当はアンタも欲しがってるくせに」
その言葉に、魔王は一瞬、ハッとしたような表情を見せた。
俺の知らない表情だ。
嬉しい。
指を男の後ろ、いわゆるアナルに差し込み、ナカをグチャグチャに犯す。
それを続けていると、魔王は涙を流しながら喘ぐ。
その顔が愛しくて。
俺がお前をそうしているんだと。
分からせるようにイイトコロをえぐる。
根元を締め上げられ、それでも快楽を求める本能に流され、さぞ辛いだろう。
さぞ俺が憎いだろう。
俺を憎めばいい。
俺だけを見ていてくれるのなら。
俺は向けられるのが愛情じゃなくてもいいから。
だから。
俺は解した(ほぐした)アナルに自分の滾った(たぎった)ソレを押し当てながら腰を進める。
男の悲鳴のような嬌声を聞きながら。
「ひぁあああ!!無理、あああ!む、りぃ!!!」
ああ。
余裕なく善がっちゃって。
魔物の王たるものが、俺に堕ちてくる。
俺のもとに。
俺の足元に。
よだれを口端から垂らしながら、俺に突かれて善がり、俺の動きに合わせて無意識に腰を振るその姿は、ただの淫魔みたいだけれど。
それでも。
どんなサキュバスよりも可愛いと。
俺はそんなことを馬鹿みたいに思うのだ。
それはどんな悪夢よりも悪夢なのだろうに。
「や、め、ああ、あ、あ、あ・・・!!!」
俺は笑う。
男が迎える限界に。
俺が達した境地に。
その滑稽さに。
男が俺に乞う。
赦しを。
そして、快楽を。
「だ、め・・・!!やぁ・・・!!?おかしくなる!!!へん、だから・・・!!!」
「大丈夫大丈夫。ほら、本能のままに言えばいいんだよ。そしたら思う存分イかせてあげるよ?」
ダメ押しに前立腺をえぐる。
それでやっと。
「あぁ、あ・・・!!?あ、あ・・・!!!」
半ば、意識をトばした状態で。
「い、いかせて・・・」
「ん?何?」
聞こえているがシラをきる。
聞き逃すはずないのに。
俺が待ち望んだ、俺に降伏する言葉を。
「いかせて・・・ください・・・」
涙でグチャグチャになった顔で、魔王は俺に屈した。
「あ、あ!!?あ、な、なに・・・おおきく・・・!!?」
ナカで膨らんだ俺のムスコを、魔王はたどたどしくも感じている。
少なくとも、今。
魔王のナカは俺でいっぱいだな、なんて。
そんなことを思って嘲った。
「魔王様の、お望みのままに」
俺はそんなことをうそぶいて。
「あ!!?あぁ、ああ、ああああ!!!!」
ガンガン腰を打ち付ける。
根元を押さえていた手を放し、代わりに思いっきり、めちゃくちゃに扱いてやる。
「ひぁあぁあ?!!はげし・・・・!?や、やだ、で、でる・・・ぁあああ!!!」
散々我慢させられていたそれを、思いっきり吐き出して。
魔王は俺の手で達した。
それでも俺は止まらない。
何度も何度も繰り返す。
俺だけで満たすために。
俺だけに溺れさせるために。
これが終わったら、俺はきっと殺されるんだろうなと。
そんなことを思いながら。
しかしながら、生命は命の瀬戸際になると更に生殖力を増す。
イッたばかりの魔王の性器を再び扱きだす。
「い、いや・・・!!!?い、いま、いっ・・・」
「俺はまだイってないから」
またしてもガンガンと腰を打ち付ける。
魔王は再び快楽を与えられて、善がることしかできない。
俺を殺すことはできない。
ただ、悪魔らしく。
際限のない性欲に溺れるだけだ。
だから。
そんな魔王が意識を手放す瞬間に、俺の口からこぼれた言葉を。
魔王が聞いているなんて、思いもしなければ。
ましてや、その言葉を覚えているだなんて。
夢にも-悪夢にも、思わなかったのである。
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