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俺には悩みがある。
だけど誰にも相談できていない。
いや、てか相談できるはずないだろ!
男の俺が痴漢にあってるなんて!!
通勤途中の満員電車内。
あー、まただ。
痴漢の男に、首の匂いを嗅がれる。
そう、この痴漢野郎は、
いつも俺の首の匂いを嗅いでから身体を触り始める。
だけど俺は大事にしたくはなく、注意はしなかった。
まあ、俺の最大限の優しさでもある。
1日くらい大目にみてやる。
だが、その甘さが後々俺を苦しめる。
2日目になり、また首の匂いを嗅がれた。
はあ…いい加減にしろよ。
昨日は大目にみてやったが、さすがに注意しないとな。
後ろを振り向こうとすると、急に両腕を抑えられる。
は?
「っぅあ!?…っ…」
は!? 何してんのこいつ!!?
変態野郎は俺の首の後ろをペロペロと舐め始めた。
っくそ!!
何なんだよ!!
あーもう!! 無駄に力強いなこいつ…!
2日目…抵抗できずに、首の後ろを舐められて終わった。
3日目。
また首の後ろの匂いを嗅がれ、
首の後ろをくちゅくちゅと舐められる。
昨日と同じ手口だ。
「っぅ…っく…っふぅ…んっ…」
電車内で声は出せない。
俺は必死に声を抑える。
感じやすい方ではないが、
声を出してはいけない状況ということもあってか、
いつもより自分の身体が敏感になってしまっている。
男は俺の両腕を後ろで一纏めにし、
空いた手で俺の尻を揉んでくる。
「っん…っっ!?」
あーなるほどね。
こいつ楽しんでやがるな。
そういうことかよ。
俺は3日目にして、あることに気づく。
この変態野郎、一手ずつ増やしてやがる。
4日目。
やられる事が分かっていれば、こっちも怖くない。
俺は電車に乗り込む。
ガタンゴトンッ
電車が揺れる。
もうそろそろだな…
………あれ? 来ない?
いつもこの時間に痴漢野郎が来るはずなのに。
ガタンッ!!
急に電車が大きく揺れ、
隣にいた高校生の男の子にぶつかる。
「っあ! ごめんね!!」
「いえ…大丈夫ですよ」
俺が謝ると、ニッコリと微笑み返事を返してくれる。
うわぁー。かっこいい子だなぁ。
礼儀も正しいし、モテるだろうな。
そんなことを考えていると、
いきなり尻をグッと掴まれる。
「っっん?!!」
え!? …うそ!
首の匂い…嗅んで来ない!
やっと来やがったか痴漢野郎!!
でも一手ずつ増やしてるって思ってたのに…
俺の勘違い?
抵抗しようとするが、腕を掴まれ、
俺のちんこをガッと掴まれる。
今までとやり口が全く違って、反応が遅れる。
「っんっ…はぁ……っぁ……」
っくそ!
グリグリとちんこの先端を弄られ、体の力が抜ける。
しかも、助けを求めようにも、
隣のこの高校生に、
俺が痴漢されてるってバレるのもなんか情けないし…
痴漢野郎が俺の首元で囁く。
「抵抗しないなんて…はぁ…受け入れてくれてるんだね」
はあ?! 違っ…
「っぁ…っんっぅ…はぁ…ぅ…」
ちんこを上下に擦られ、
熱くて硬いものが俺の尻に当たる。
もう!! やめて!!!
「おじさん! …何やってんの?」
「っえ?」
隣の高校生の声で、痴漢野郎の動きが止まる。
「何かね。別に何もしていないだろう」
「へぇ…痴漢はよくないからやめた方がいいよ」
高校生の男の子が、
痴漢野郎から俺を守るように盾になってくれた。
ひそひそ…
『やだー、痴漢ですって…』
『物騒だわー』
『男に痴漢したのかよ…』
痴漢が行われていたことが、周りにバレて、
気まずくなったおっさんは、
すぐさま電車を降りていった。
まだ俺が降りる駅は先だ。
「…えっと…ごめんな。
ありがとう、君のおかげで助かった」
俺は恥ずかしさで俯きながらも、
高校生の男の子にお礼を言う。
高校生の子はニッコリと微笑む。
「いえ…。
もっとはやく気付いてあげられたらよかったんですけど、
すみません」
あぁ…ほんとに…どこまでいい子なんだ。
「っあ…えっと次で降りますよね?
俺も降りるんで、少し話しませんか?
時間は大丈夫ですよね?」
「ん…ああ…少しなら大丈夫」
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