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「椿葵くんね、よろしく。僕は飛世菫玲。それでこっちは」
「古瀬桐哉」
「よろしくお願いします」
そして4人で楽しく会話をし始めた。
飛世先輩たちは学校のこの先生が厳しいとか、どの授業が面白いとか難しいとかを教えてくれた。
「あの、失礼を承知で聞いてもいいですか?」
突然、紅輝がスッと手を挙げた。
「ん?椿葵くんどうしたの?」
「お二人って付き合ってるんですか?」
「えっ」
えっ!!?
紅輝の言葉に目を丸くした。
出会ったばかりの人にそんなストレートに聞けるのすごい。
「…つ、付き合ってないよっ。ねっ、桐哉?」
「…そうだな、"まだ"」
「「っ!!」」
カァァッと飛世先輩の頬が赤く染まった。
「ちょっと…!」
これは一目で分かる。
飛世先輩は古瀬先輩のことが好きだ。
そして今の発言からして、古瀬先輩も飛世先輩のことが好きだと思う。
両想いなのに付き合ってないの?
「…僕たちもう戻るねっ、またね菱沼くん、椿葵くん」
ガタンっと唐突に席を立ち飛世先輩は行ってしまった。
「あ、先行くなよ菫玲っ…2人ともじゃあな」
「は、はい」
古瀬先輩は飛世先輩を追いかけて食堂を出て行った。
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