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食堂に入ってすぐに声をかけられた。
「あ、二人ともこっちおいで〜」
少し奥に居た菫玲先輩だった。
その前の席には古瀬先輩。
俺たちは食事を受け取って先輩たちの隣へ腰掛けた。
するとすぐに菫玲先輩の口から爆弾発言が。
「僕たち付き合うことになったよ」
「えっ!!?」
俺は思わず立ち上がってしまった。
「わっ、びっくりした〜」
菫玲先輩は突然立ち上がった俺にびくりと肩を揺らした。
待って、
これは……
チラッと紅輝を見ると目が合って、紅輝は苦笑いした。
「前に椿葵が聞いて来ただろ?付き合ってるのかって」
「あ、はい…あの時はすみません」
「いや、いいんだ。あれがあったお陰で付き合えたと言ってもいいくらいだし」
紅輝がしおらしく謝ってる。
さっき俺に謝って来た時はめっちゃふざけてたのに。
「どういう…?」
「体育祭で菫玲が出た借り物競争でのお題」
「ちょっと、僕すごく恥ずかしいんだけど?」
「じゃあ菫玲から言う?」
「いや…その方が恥ずかしい」
と、頬を染めて言う菫玲先輩を愛おしそうに見つめる古瀬先輩。
雰囲気がものすごく甘い。
「それでお題っていうのは?」
さすが紅輝。
この空気の甘さをぶった斬っていく。
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