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「菱沼くん?寝ちゃった?」
考え込んでいたら、藍野先輩の声がすぐ近くに聞こえて、顔を上げるといつのまにか目の前に立っていた。
「寝てないです」
「…良かった。まだプレゼント渡してないからね」
「えっ」
「これ、はい」
先輩から赤色の包みを受け取る。
開けると、グレーのグラデーションになっているブレスレットが入っていた。
「ありがとうございますっ、大切にします」
「気に入ってもらえて良かった」
「あの、俺もプレゼント用意したんですけど、寮に置いて来ちゃって…」
「あぁごめんね、気にしないで、寮に戻った時にくれる?」
「はいっ」
藍野先輩は俺の隣に腰かけた。
そして自然と唇が重なり合った。
「んっ…」
角度を変えて何度も重なり合う。
舌で唇をトンと触れられる。
ゆっくりと口を開けると、すぐに舌が口内へと入ってきた。
「ん…ふぅ…せん、ぱ…」
「ん…」
先輩の手が髪に差し込まれる。
夢中で俺も応えるように舌を動かす。
しばらくして唇が離れていく。
俺たちの間を糸が繋ぐ。
それを藍野先輩は舐めとった。
「…先輩」
「ん?」
「無駄にエロいんですけど」
「無駄に?」
「…無駄じゃないです、間違えました」
「ふっ」
「最高にエロいんですけど」
「あははっ、菱沼くんムードぶち壊しだよ」
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