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目が覚めたのは夜中だった。
部屋にかかってる時計は1時を指している。
隣には先輩が眠っていて、先輩の寝顔を見るのはもちろん初めてで、なんだか不思議な感じだ。
そういえば、あんなことをした後なのに身体は気持ち悪くない。
先輩がしてくれたのかな?
っていうか、最中に寝ちゃうとか最悪じゃない!?
最後までしてないし…
俺最低じゃない!?
嫌われてもおかしくないよね!?
「ふっ」
なんて色々考えていたら隣から笑い声が。
「え…」
「何百面相してるの」
「えっ?」
「灰凌だよ、照れた顔したり青くなったり、面白かったよ」
「…っ、先輩のせいですっ」
ぽすっと先輩の胸を叩く。
「それはごめんね?っていうか戻っちゃったな」
「何がですか…?」
何のことだろう?
首を傾げていると、先輩が俺の頬に触れた。
「さっきは敬語抜けてたんだけど」
「さっき……っ!」
…全然覚えてない。
「敬語じゃなくていいよ?あと、藍野先輩じゃなくて名前で呼んでよ」
「で、でもっ…」
「灰凌、お願い」
「っっ!!」
ずるい。
この人ほんとずるい。
耳元で囁くのは反則だと思う。
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