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お猿が落ちてきた!
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木登りが得意なお猿さんが、失敗したみたいで落ちてきた……。ちょうどその木下で本を読んでいた、僕は咄嗟に受け止めた……。
「大丈夫……?」
「……うん……。ありがと。助かった……。お礼にあの木の上にある木ノ実を取ってきてあげるねっ!」
そう言ってもう一度登り始めた彼……。めげずに挑戦するところはかっこいいけど……
「あっ……」
「おっと……。大丈夫?」
「お、おれ……。役に立たない……」
どうやら木登りは苦手らしい……。
そんな彼が可愛くて、ちょっとだけいじめちゃった……。あれから数年…、今では立派になったが、あの頃と変わらず可愛いところのある彼。
彼は今僕の自慢の彼氏だ。
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