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飴が落ちてきた!
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外は雨で、遊べなかった。外で遊ぶのが好きだから、家の中にいても退屈なんだ。
どうしようかと悩みながらベットに転がっていたら、部屋にある鏡が光ってた…。怪しいなと思ったけど、好奇心に負けて覗いてしまった…
「わぁぁぁあっ!……いってて…ここ、どこ」
「ここはお菓子の世界!君、人間だね?ここ人間が迷いこむのはじつに300年前以来だよ!」
「う、うさぎが……喋ってる…」
「そうだね!この世界では基本人間は居なくて、話せる動物たちの世界なんだよ!」
これきっと夢だな。だから空から飴が降ってくるんだ……。そうに違いない。
「残念ながら、夢じゃないよ?でも安心して!あの飴を捕まえて食べればもとにもどれるよ!あの飴は、雨が降らないと降ってこない特別な雨で、ここと君の元いた世界を繋いでるんだ!」
「なら、あの飴持って帰って向こうで雨が降った時に舐めたらこっちにこれるの?」
「うん!そういう事になるね!雨が降らないとダメだけど!戻りたいなら早く舐めないと雨が上がっちゃうよ!」
僕はどうやらうさぎさんに一目惚れしたみたい。まだ一緒に居たいって思っちゃった…。
だから、飴を持って帰ることにした。その日から僕は雨の降る日が好きになって…。いまはあまり雨が降らないから、梅雨が待ち遠しくて仕方ない
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