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烏が落ちてきた!Part 2
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天狗の里には、人も動物も簡単に入る事は出来ない…。はずなんだが……、今俺の目の前には烏がいて、怪我をしてグッタリしていた……。
それも急に空から落ちてきて…。ふかふかの草の上でまだ良かった……。流石に急過ぎて、受け止められなかった…。
「触るが、怒るなよ」
「……」
「今、治療してやるからな……」
ほかって置くわけにもいかないし、家に連れて帰り治療をしてやった…。
動く元気もないくせに首を少し上下させる烏…。なんと律儀なんだ…。怪我が治るまでは面倒を見てやるつもりだが、その後は面倒は見ない
「なんて、思ってたんだがな……」
「今では考えられないですね」
「嗚呼、全くだ」
怪我が治って、飛んでいくかと思えば折れた羽は神経まで切れていたらしく飛べなくなっていた。
だから、俺たちは一緒に暮らすことになり……。今ではお互いにいいパートナーで、離れることなんてありえないくらいになっていた。
「あれは運命だったんだろうな」
「そうかもしれませんね」
なんて、笑い合いながらこれからも長い時間を一緒に過ごしたいからだろうな……。
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