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雫が落ちてきた!
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6月といえば梅雨。そんなジメッとした毎日に、嫌気がさす。なんて言ったて外で遊べない
「また雨か……」
「嫌になってくるね……」
「本当それな…」
僕の初恋の相手、幼馴染との会話だ。幼馴染は雨を極端に嫌う。何故って雨の日に両親を事故で無くしたから…。
「気持ち悪い…」
「僕がいるよ」
「手、握って……」
「うん」
いつもはカッコいい彼がこんな風に弱くなる…。手を繋いでいるところを見られて去年から僕たちは二人孤立してしまった……。
まだ偏見が強いこの世界で生きていくのは大変だだから僕は彼を引き込みたくない……。
「俺、お前がいればそれでいい……」
「何言ってるの…」
「だって、他のやつ面倒だから」
そんなことを言われたら僕、調子にのるよ…?
なんて言えもしない告白を胸に深くしまいこみ、彼にバレないように落ちる雫を眺めていた……。
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