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ネコが落ちてきた!
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木の上にいる猫…。登ったのはいいけど降りれなくなってしまったみたいだ。
幸い、その木はそんなに高くなくて梯子を使えばあの猫を助けることが出来そうだ。そう思って、取りに行こうとすると、猫は俺を目掛けて飛んだのか、足を滑らせたのか…。木から落ちてきた…
慌てて手を出してキャッチしてあげる。怪我はなさそう…この子が怪我しなくて良かった……。
「もう無理しちゃダメだよ、野良猫さん」
「にぁ……」
「うん、いい子いい子……」
真っ黒な猫…。目だけは自然に真っ赤で…とても綺麗だった。猫は一度鳴くと、尻尾を振りながらどこかに去っていった…。
その夜、家のドアがノックされて、出てみると、真っ黒な髪の赤い目の青年が立っていた…。
「はじめまして、こんなじかんにごめんなさい…。この じかん しかあえなくて……」
「あの…」
「ぼく、おひるのくろねこです。あのね、ぼく、あなたに、おれいがしたくて…。よるだけね、ひとになれるの…。それであいにきました」
「そうなんですね。名前は?」
「おひるは、たすけてくれて、ありがと。ぼくねなまえはないの…」
そういった彼は、俺のタイプの青年で、もし帰る場所がないのなら一緒に暮らして欲しいなんて思ってしまった…。
「名前付けてあげるから一緒に暮らさない?」
「いいのっ?」
嬉しそうにするから、思わず頭を撫でてしまった
そんな感じで俺たちの新しい生活が始まったのだ…。
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