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神が落ちてきた!
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神様が落ちてきた…。なぜそんな事分かるのかと聞かれれば落ちてきた子が、神様だと名乗ったから…。本当に神様なのかは分からないけど…。
「ほんとに神様なの?」
「うん!そうだよ!!死神なの!まだ見習いだけどねっ!」
死神…。なんで見えるのなんて疑問はなかった。昔から霊感があり、幽霊はよく見ていたから…
「そっか、死神…。僕死ぬの…?」
「ううん、君は死なないよ?」
「そうなの?」
「うん、君が死ぬのはねー…」
「待って!言わないでっ!!自分の寿命は、知りたくない…。今を精一杯生きていくために、知らないまま生きていきたいから」
そう言ったら彼は、そっか、と納得してくれたみたいで、天界に帰って行ったのだった…。
あれから長い月日が流れ…
「久しぶりだね、子供の時にあった以来だ」
「ほんとだね、死神さん…」
「何か願い事はあるかい?」
「君のキスで、僕の寿命を終わらせてほしい…。最期に君のキスを奪って死にたいんだ…」
あの日、一目惚れなんてしなければ良かったのに…。惚れた相手が死神なんてな…。
最期のキスは、とても甘くて……苦しかった…
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