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架空線17
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腕の隙間からこちらを睨む彼に、優しく微笑み返し指でぐるりと中を掻いた。自分のイイ処には届かなくても、違う身体なら初めてだろうなんとなく分かる…気がする。こうされたいのは誰でもない自分だ。
太股に挟まれた身体の痛みすら気持ち良く、早く荒々しく扱われたくてとても歯痒い。
目の前の逃げる腰を捕まえ、柔らかいそれに口に含んだ。第一関節、第二関節、一本から二本へと遊ばせながら、口の中では舌を絡ませ転がし差し込み吸い上げた。
自分が期待していた全てを彼に与えると異常に興奮する。先程から彼に見えない場所は十代のような先走り、直腸がキュンキュンと締まる。高く上げた臀部が我慢出来ずに揺れているのは自分でよく分かるのに、どうしたって止められない。止められないからされたいことを彼にぶつける。
嗚呼 俺も早く欲しい。
んあっあアッ!
…っ??
ビックリ箱を開けたように俺の口は弾かれた。その拍子に顔面に凶器がぶつかり、思わず前傾姿勢が後ろに反った。
傍らに散らばっていたゴムを無造作に取りあっという間に装着した彼は、有無を言わさず俺の身体を押し倒し跨がった。垂れ流れるカウパーが尻へ辿り着くのはあっという間で、彼の先端が一 二度入り口を確認した後でズブリと貫かれた。
ぁあ"ああああああっッ
先程切れた箇所が火を吹くように痛んだが、それよりも中を圧し拡げてくるその質量に息が止まる。比ではなかった。
中を容赦なく削られていくような動きと、押さえられ股関節が、外れてしまいそうに痛い。食い込むほどの強い力で掴まれた浮いた腰が、俺の意思に関係なく前後に揺さぶられた。宣言なく奥を突いたかと思えば、ゆっくりと確実に左右の肉壁を圧し拡げてくる。
嗚呼堪らない。
自分の手の限界を無機質な異物に頼って余計虚しくなった あのどうすることも出来ない悩みが今、まるで十代の乱暴さで解決されていく。
そう。期待し妄想した行為ですら、すっかり老けていたらしい。
布団に預けた体重が彼によって起こされ、また一段深く入り背が仰け反る。頭に酸素が行き渡らず、必死で抱きついた彼に肩口を噛み付かれ、また悲鳴を上げた。
一体どこからこんな猫のような声が出るのか。
出てきた疑問を次の一突きが白紙に戻し、すがり付いた身体は飽くこと無く繰り返された。
何かを掴みかければ、突如角度が変わり深さが変わりスピードも変わる。整ったはずの呼吸が乱され力の入らない手が彼の身体の上を何度も滑る。
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