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「じゃあ、俺があッ…い"」
「おい、大丈夫か。」
中腰になろうとした瞬間、腰から下を鈍痛が襲った。
ジンと痛み重い。
「腰から太股が痛い…」
「座位だったしな。
だから俺がするから休んでろって言ってんだろ。
だっこして連れてってやろうか?」
「自分で歩けますよ…」
「もう終わるから待ってろ。
一緒に寝室行こうな。」
「……その言い方」
「疚しい意味はねぇよ。
はるちゃんのえっち。」
言葉に詰まる。
したばかりのせいか意識してしまったのは事実だ。
下着の水気を絞り洗濯機に入れてくれと頼まれた。
次にスウェット類。
当の本人はシーツにシャワーの水をかけて精液を流している。
それにシーツの水洗いがあったから浴室だったのだと理解した。
下着とスウェットだけなら洗面台で事足りる。
と言うかシーツをドロドロに汚した記憶が蘇ってきた。
「あとは洗濯機が洗ってくれるから部屋行くぞ。
俺も麦茶飲みてぇ。」
「俺が注ぎます。」
「ん。
頼むな。」
せめて出来る事はしたいと申し出た。
それを解ってか優しく頷かれ、頷き返した。
洗剤を入れる横で手洗いを済ませた長岡はぽんと頭に触れ退室を促す。
「俺のマグ持ってくるので待っててください。」
「寝室行くんだろ。
そっちで一緒に飲もうぜ。」
「え、でも…」
「寝室、一緒に行くって言ったろ。」
「…はい」
「えっち。」
自分をからかう楽しそうな声。
洗剤のにおい。
冷たい手が細い指を付かんで先を促す。
「今注ぎますから待ってください。」
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