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2つ並んだ机に細い身体を押し倒し腰周りから着衣を下ろすと、あの日の様に細い鉄パイプに手を伸ばした。
いくら三条が細いと言っても、あの日よりも背丈も伸び不安定でこわいのだろう。
「おち…っ」
「落とさねぇよ」
声に声を被せ、ちゅぅっと顎に吸い付いた。
しっかり張り出した喉仏にもちゅぅっと吸い付くが、本当は噛み付きたい。
噛み付いたら泣くだろうか。
怯えるだろうか。
どうかしている性癖だ。
ワイシャツの裾から手を差し入れ薄い腹を撫でる。
薄過ぎだ。
「正宗さんっ、待ってくださ…心の準備が…」
「期待してなかったのか?」
「デートって言ったから…」
セックスの心構えは出来ていなかった?
ま、そりゃそうか
遥登だしな
「何時も流れでしてんだろ。
それと同じで良いんだ」
「だって…服も、はずかし…」
きっちりとネクタイを締め上げて何を言うか。
でも、三条のそういう所も好きだ。
真面目でこういう事を知らないからこその反応。
「先生って呼んでみ」
「……変態、ですか」
「遥登には負けるけどな」
こんな空気の中からかう様に冗談を言うと、きゅっとスーツの裾を握って服を引っ張った。
可愛い抵抗にもう1度唇を触れ合わせる。
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