アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
116
-
やっぱり夏は麺類が美味しい。
いや、冬も美味しい。
あったかいラーメンもうどんも、柔麺も好きだ。
「うめぇ」
「お口に合って良かったです」
今日の昼飯は、叩いた梅干しと大根おろしをのせたうどん。
さっぱりしていて美味い、と長岡はさっきから何度も美味い美味いと言ってくれる。
「もうすぐ夏休みだろ。
なんか予定あんのか?」
三条はわかめをもぐもぐと噛み締めながらうーんと考える。
田上吉田と遊ぶ約束はあるが、あとはバイトをする位。
「特には。
田上吉田と遊びはしますけど、何処に行くっていうのすら決めてませんし」
「なら、此処来て良いからな。
あ、大学ん時に使ってた本実家にある筈だからいるか」
「良いんですか?」
「勿論。
適当に持ってくるけど、いるのあれば言え。
講義で使うのもあるかもだしな。
あれば持ってくる」
「ありがとうございます!」
長岡が読んでた物なら読んでみたい。
良い引き出しになる筈だ。
近付けるなら、手を伸ばす。
「解んなかったら教えるし、遠慮すんな。
使えるもんは何でも使っとけ」
有り難い言葉にしっかりと頷く。
また、長岡から勉強を教えて貰える事も嬉しい。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
116 / 1502