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ヂー…
前を寛げただけのそこから手を差し入れられた。
無毛のそこを撫でながら、頬や目蓋や額にキスを降らせてくる。
もどかしい。
もっと直接触って欲しい、口にもキスをして欲しい。
恋人に甘やかされた身体は、貪欲に、我が儘になってしまった。
「…ん、…ん…」
「やぁらしい声になってきてんぞ」
そんな事を言ったって、長岡としてたらそうなるに決まっている。
嬉しいと身体が喜び、もっとと求める。
恨めしく見上げた先には、いやらしさとは反対の顔を歪めていた。
「どうかしたか?」
「……触ってください」
「触ってんだろ。
ほら、ツルツルの此処とか」
「違う…」
「違う?
何が?」
付け根の辺りを爪先でカリカリとかかれ、焦れた身体はそれすらつぶさに拾う。
「……」
「唇噛むな。
切れんだろ。
分かったから、な」
唇を親指が撫でる。
冷たい指。
「ちんこ、触って欲しい…です」
ちろっと舌を出してその指を舐めた。
「よく言えました」
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