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わたしの“親友”6
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璃々華side
担任「ではLHRの時間を始める。」
数分後
準備のためか少し遅れた様子で担任が号令をかけた
(2番手はきついなぁ…)
璃々華はそんなことを思いながらため息をつく
璃々華は自分の苗字が『麻原』と早いため自己紹介は毎度早いほうだから慣れてはいる
けれど1週間も会ってない上に遅刻してきたやつが2番手は流石に無理がある
璃々華「っ…はっ……」
(どうしよう…考えれば考えるほどダメになる…)
璃々華は自分を落ち着かせようと必死に大丈夫と言い聞かせてるが逆に焦ってしまう
担任「では1番の浅内から……」
杏珠「先生」
そんな時誰かが声を上げた
声の方を見ると女の子が凛とした表情で先生に向かっていた
髪は若干明るめの茶髪を肩で綺麗に揃えている。大きな茶色い目は真っ直ぐ先生を見つめていて声はとても落ち着いていて聞いていて心地がよい
(すごくかっこいい…)
璃々華はすぐ見とれてしまった
担任「どうした?柴田」
杏珠「流石にクラスのみんなの前で1人で経つのは勇気がいると思うので2人ペアで前に出るというのはどうですか?その方が時間も短縮になると思いますし、何より心強いと思います。無理を言っているのは承知ですがどうでしょう?」
柴田と呼ばれた女の子はそう言った
そしたらまた別の女の子が声を出す
詩織「私も杏珠ちゃんの意見に賛成です。ペアになった方がその人と親睦を深めることも出来ると思いますし」
眼鏡をかけた可愛らしい顔つきの女の子、胸まである髪を一つにまとめて少し微笑みながら先生を見つめていた
先の程の子とは違いふんわりとしていたがどこか自信があるように見える
担任「確かに…柴田と言う通りかもしれないな。そうしよう」
だが安心したのもつかの間璃々華は焦ってしまった
今日初めて来たやつが話しかけられるわけないしましてや話しかけることも出来ない
璃々華「うっ…っは……」
(もう…やだ…)
杏珠「ねえ、良かったら一緒に組まない?」
璃々華「え…?」
そう声をかけて来たのは先程先生に意見を言っていた女の子だった
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