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わたしの“親友”13
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莉亜side
正直初めて見た時綺麗な子でびっくりしたしとてもか弱そうでそばにいてあげたいって思った
でもそれと同時にこの子に負けたのに納得がいかなかった
私はいつでも努力してきたし親にも努力しろって言われてきた
この子に負けたって言う劣等感とそれでも一緒に居たいと思う気持ちが混ざりあっていてとりあえず前にいる杏珠に話しかけた
杏珠は詩織ちゃんあたりが話しかけると言っていたし莉亜もそれに納得した
そこから自己紹介の説明があって莉亜は涼音と組むことにした
涼音は1番初めに仲良くなった子だ
とても控え目で可愛いと思っていたがそれは仮面を被っていていざ話してみるとかなりのオタクでオタクの莉亜にとってはとても話しやすい相手だった
杏珠の方をちらってみると先程の凜々華ちゃんと組んでいた
(そんなに気になるんだ)
何だか複雑な気持ちになった
1人にするのは心配なのはわかる
わかるけど
(2度も負けた気分になる)
杏珠「出身は聖心大学付属琴葉女子学園…?」
杏珠が言った途端クラスがざわつく
(え!?聖女…!?)
隣で涼音が聖女?と首を傾げているので聖女について話しているとどこかで声が上がる
クラスの男子「まさかあの麻原か!?」
クラスの女子「大手ホテルグループの海外進出してるところの???なんでうちの学校に…」
(まさかの聖女…それだけじゃなくてあの麻原グループのお嬢様………)
この子はどこまで持っているんだろう
努力なんて知らないんだろうなぁ
そう思ってたら急に凜々華ちゃんがふらつく
倒れそうで危なかったんだが杏珠が支えてなんとか大丈夫だった
杏珠「保健室連れていきます」
保健室に連れていくと近くにいた詩織ちゃんと涼音が話し始める
詩織「ねえ、聖女だって……しかもお嬢様って…すごいねえ…でも体調大丈夫かな…心配」
涼音「杏珠が付いてるからきっと大丈夫だと思うけど…でも心配だよね」
莉亜「確かに…でも驚きだよ。可愛くて頭もいいだけじゃなくてお嬢様だったとは…」
そんなことを話しているうちに自己紹介がどんどん終わっていき気づけば担任の話になっていた
担任が話していると杏珠が帰ってきてそこから凜々華ちゃんの病気の話をしてLHRはおわった
(病気なのか…可哀想に)
莉亜はそんなに風邪はひかないけど小さい頃高熱を出して苦しんだことがあったから辛さはわかるつもりだ
みんなで集会をする場所に移動しようとしていたら凜々華ちゃんが向こうから歩いてくるのが見えた
声をかけようかどうしようか悩んでいると杏珠から先に行っててと告げられて凜々華ちゃんのほうへ行ってしまった
安心なような複雑なようなそんな気持ちを持って莉亜達は集会の場所へ向かった
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