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癒えることのない色※
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「やめて、くださっ……、ほん、とにっ!!」
抵抗の甲斐もなく床へと引きずり倒され、シャツのボタンをこじ開けられながら、彼が『冗談冗談』と笑いだすのを祈った。
でも──。
「めっちゃくちゃエロい。お前の嫌がり方」
「……っ!」
肌着を首元まで一気にずりあげられた瞬間、逃れようのない絶望が押し寄せた。
「うっわ! アザだらけじゃん」
関口聖は、あらわになった僕の腹や胸をまじまじと見下ろしている。
「……だっ、め……、見ない……で……」
毎日執拗に蹴られているみぞおちは、アザが青紫から薄茶色へのグラデーションになっている。治りかけたそばから傷つけられて、いつまでも消えてくれない。
「すげー痛そ。酷ぇことするなぁ」
今まさに暴力以上のことをしているヤツのことばじゃない。
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