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事情説明
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「ちぇ…それはそうと、智樹、今のお前とさっきのお前違いすぎなんだけど、どうした?」
「聞いたら引くと思うよ。それでもいいの…?」
2人は快く頷いた。
おれはメガネを外すと人が変わってしまうタイプの人間だということ。
普段は自分で言うのも何だけど、真面目でガリ勉でごく普通の人間、下ネタとか聞くだけで赤面していたと思うということ。
だが、メガネを外すと、ソウイウコトが好きな淫乱になってしまうこと。
そして、男も女も見境いなく発情すること。
だから時々メガネを外した自分を思い出して嘔吐してしまう時もあること。
欲しがらずとも与えられ続けることの苦痛。人間として備わっている欲求の一つが欠落してしまった絶望感。
話しながら辛くなって言葉に詰まったときも、2人はただ静かに、真剣に聴いてくれた。おれにとってそれがどれだけ心強かったことか…
話し終える頃、休み時間はすでに終わっていてた。
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