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大捜索2
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智樹の家は必要なもの以外置いていない。とてもシンプルな家だ。掃除も行き届いているし、いい匂いするし。
…おっと、本来の目的を忘れていた。
クッションの下、机の上、テレビ台の下、ベッドの中、ベッドの下、隅から隅まで探した。
どこにも智樹のメガネは無い。
流石にお手上げだな。
智樹の家はよく片付いているため、ものが隠れているとしたときに隠れる場所は正直無い。
なのに見つからないとしたらこの部屋に無いか、そうとうマニアックなところにあるかのどちらかである。
「あんっ、あ、あ、んああ!」
あえて、奴らの情事については無視することとする。集中だ。
昨日の夜、智樹のメガネを奪ってどこに置いた?奪ったのは僕だ。メガネを取った後机の上に置いたはずなんだけど…
後からだれか(主に駆)が移動させたと見て捜索を続けることにした。
一度見たところも、もう一度見直してみた。
キッチンの方を探しているとき、冷蔵庫の上にキラリと光るものがあった。
「…!まさか、だよな?」
そのまさかだった。
智樹のメガネは、冷蔵庫のわずかな隙間に置いてあった。
にしても、なぜ?…いや、アイツしかいねえな。
「おい、駆!!どこに智樹のメガネ置いてんだよ!?埃まみれじゃねえか!」
「んっ…ご、めん、じゅん…あっ、たす、けてぇ…」
「チッ、ほらよ。」
駆から智樹をひっぺがし、メガネをかけさせた。
任務完了。
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