アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
優勝金の行方-2
-
後日祝賀パーティーが開かれることを聞いたハルは、セルディと共にまた美味しい唐揚げがたらふく食べられると、肩を組んで喜び合っている。
「優勝金があれば唐揚げなんていくらでも食べられるのに……ハル、全額寄付したんだってな!!俺、お前を見直したよ」
「ほんまにハルは天使なんかと疑ってまうわ。ハルに掛けた僕らはめっちゃ儲けさせてもろたからな、今度城下街で奢るから好きなだけ食べや」
第一騎士団 団長のコナーと魔法騎士でジュリアスの恋人であるヘンリーが、どこから聞き付けてきたのかハルの寄付金について話し出すと、周りの仲間たちまで話に入り、俺らも奢ってやるぜと言いながらハルの肩や背中を叩き、彼らなりの愛情を見せた。
「やったー!!じゃあ僕はクレープが食べたいです!!」
「ははっ。安上がりな奴だな」
コナーが可愛いことを言うハルの頭を撫でくりまわしていると、リバーダルスが慌てて口を挟んできた。
「待て!クレープは、その……俺が連れて行く約束だからな。俺と行こう!」
「はぅっ。僕死んでも良いかも!団長!好きです!はぁはぁ」
いつもの事ながらリバーダルスには特別な態度を取るハルに大笑いをした皆は、ハルの気持ちが報われつつある事を嬉しく思い、再び頭を撫でて祝福した。
夕食後自室へ戻ったハルはルピから貰った入浴剤を湯船に入れて、じっくりと浸かりながらくつろいでいた。
「疲労回復の入浴剤か……ルピって色んなアイテムを持っているよな。僕もなんか発明しようかな……いや、やっぱ無理無理」
面倒くさいことは基本したくないハルは、本来脱力系の人間なので、ぼんやり生きていきたいタイプだ。
「でもこの世界にいる限り、ぼんやりは出来そうにないけどな」
ちゃぷんと音を立てて湯船から上がると、脱衣所で一服した後ふんわり柔らかなタオルで水気を拭き取った。
「おおお!風呂上がりのフリチンって最高じゃん!!この開放感がたまんねえ」
おバカなハルがわざとイチモツをフリフリしながら部屋に戻ると、呆れた顔をしたリバーダルスがソファーに腰掛けて寛いでいた。
ハルは特別な結界を張り、リバーダルスだけは何時でも部屋に入れるようにしてあるので、ハルが風呂に入っている間に訪れた彼は、持ち込んだワインを嗜んでいた。
「相変わらず奇行の目立つやつだな……ほら、隣に座れ。今日は俺から褒美をやる」
ほんのりと目元を赤く染めたリバーダルスに促されて、全裸のままソファーに座ったハルは、愛しい人の傍にいるだけで完勃ちしている。
「うえっ?本当ですか?……やばいです。もうそれだけで射精しそうです」
「ははっ。気の早いヤツだな。少しは我慢を覚えろ」
腰をかけたハルの前に膝立ちをしたリバーダルスは小瓶から潤滑剤を出して、ハルの硬く反り返った陰茎に絡めていく。
「ぐはっ。やばい……やばい。はぁはぁ」
感激のあまり涙を流しているハルの股間からも大量の先走りが溢れだしている。
リバーダルスは拙い動きながらも陰茎を握って上下にシゴいていった。
その慣れない動きがハルにはこの上なく嬉しくて、自分が初めてなのだという優越感が沸いたと同時に呆気なくイってしまった。
ハルの吐き出した精液は油断をしていたリバーダルスの顔面へ直撃し、濃い白濁を受けた後、あまりの速さに驚いている。
「い、いつもならこんなに速くないですからね!!団長の手が気持ちよすぎるんです!!……それにしても団長に顔射できるなんて優勝よりも嬉しいです!!」
きゃあきゃあ喧しくはしゃぎながら、タオルで自分の吐き出したものを拭き取っていくハルを眺めていたリバーダルスは、真っ赤になって顔を俯かせた。
「優勝よりも嬉しいって、お前の喜ぶポイントが分からないな」
もそもそと話す言葉はハルの耳には届かず、未だに顔射!顔射!と大喜びするハルの隣で更に赤くなったリバーダルスは、残ったワインをがぶ飲みした。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
55 / 81