アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
スイーツモンスター
-
……────。
舌を丁寧に掬われて、夕里はキスの間でくぐもった声を上げる。
今日だけで何回キスしたのかも分からない。
「もうお腹いっぱいなんだけどっ」
キスだけで溶かされるんじゃないだろうか、と思うくらい、茅野は焦れったい。
早急にお互いの服を床に脱ぎ捨てると、久方ぶりに抱き合った。
「あ……あっ、ん。触り方が、いやらしいんだけど!」
「そうなるふうに触ってるんだけど?」
悪びれる様子もなく、茅野はしれっと答えた。
気付かれないように静かに下の方へ手を伸ばし、茅野の熱に触れる。
「茅野の……すごくなってる」
夕里の言葉を塞ぐつもりで、また茅野が口付ける。
「あんまり可愛いこと言われると、俺も余裕ない」
「ん……っ、や……」
首に、鎖骨に、ちりと焦げつくような小さな痛みと痕を植えつけられた。
その度に夕里の身体はベッドから跳ねる。
刺激に上半身を仰け反らせれば、今度は逆に歯を立てないで優しく吸いつかれた。
両極端な愛撫に、身体は忙しなく反応する。
「やっ……チョコ食べたの、謝るから……優しくして?」
「くそ、可愛すぎ。わざと可愛くしてんの?」
「は、そんなの……してない」
勝手にチョコレートを食べた件についてはもう気にしていないらしく、茅野は「優しくする」と約束した。
そのことにほっとしたけれど……。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
250 / 255