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今青
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終わった躯をバスルームで洗ってやってると、不意に抱きすくめられた。
青八木さん
青八木さん
青八木さん
唇にキスしてきた。
あのねえ今泉。
俺、おまえのケツにキスしたばっか…だよ…?
お構いなしに俺をかき抱く。
大柄な身体に包まれるように抱きしめられてると、古賀との時間を思い出す。
いや…違う。
古賀は古賀で。
今泉は今泉で。
俺はもう、すべての過去から自由になっていると、不意に気づいた。
俺を好き?
こくっこくっと下級生が頷く。
手嶋と古賀の使い古しでも構わない?
ふるふるふるっと、下級生が首を横に振る。
あなたがいいんです!
抱きしめられて、押し倒されて、いかにも童貞な性急さで攻めてくる今泉は、ひたむきで、かわいくて、思わず俺、素直に身を任せた…
俺の攻めで三度イってるのに、畜生、俺に四発放ちやがった。
玄関で、靴を履いてたら、ケバい中年女性が出てきた。
俊さんのお友達ぃ?
絡みつくように語尾を伸ばす。
お名前はァ?
俊輔が知っています。
お邪魔しました。
きびきびと屋敷を出た。
大学生活スタートしたら、アパートを借りよう。
あんな発情女の手元にはあいつを置きたくない。
この感情が恋なのかなんなのか、俺今全くわかんないけど、何かが始まったことだけは感じてる。
手嶋がそっと遠ざかる。
彼は過去を取り戻した。
俺は前へと進んでいこう。
さよなら純太。
春はもうすぐそこだ。
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