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グローディア様は勉強中②
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最近、ドストミウルの触り方が妙だ。
まあ、なんとも表現出来ない関係であるのは仕方の無い事だとして、単なる思いつきとは思えない事をよくしてくる。
昨日も俺の仕事が終わった頃に屋敷に戻ったドストミウルは、一緒に布団に入ると俺の鼓動を聞くという名目で、俺の体に触れる。
拒否すれば「嫌か?」と聞かれる。
俺は毎回その言葉にはっきりと嫌とは返せないでいる。何故かって、それは、まあ、たぶん、嫌ではないから。
前をよく触られてから、粘液のついた触手で後ろに侵入される。その方が深く鼓動を感じられるからと言われて渋々納得していたが、何だか最近は目的が変わっているような気さえする。
その日後ろに入れられたものは普段よりやや太く、そして中のいろんな所を探るようによく動いた。
気分が悪くて愚痴を漏らすと、ドストミウルは少し申し訳なさそうにしながらも動きをやめることはしなかった。
「気持ちいいと、感じるところはあるかね。」
しりの穴で気持ちいいなんて感じる訳ない。そう思って不機嫌な顔で言い返してやろうと思った時、身体が勝手にびくりとはねた。
「あっ...今のは。」
「この辺りか」
ドストミウルは触手で先程反応があった場所を執拗に刺激した。
最初は身体が反射的に動いただけ、そう思っていたがそこを刺激され続けてだんだん気持ちよさを感じてくる。
「なっ、ちょっと、まっ...やめろって、そこは何か...」
「嫌か?」
ダメだ、こう聞かれるとはっきり拒否なんか出来ない。だって、気持ちがいいのは事実だ。
「嫌...じゃ、ないけど。」
「どう触られるのが気持ちいいかね。」
なんでそんな事を答えないといけないんだ。だって、わざわざこんな事しなくても俺の心臓の音なんて十分早まってるし、良く聞こえるんじゃないのか。
ドストミウルは触手をさらに太く固くして、その部分を抉るように刺激した。
「ひぐぅっ!」
思わず飛び出た声に、俺は自らの口を塞いだ。
恥ずかしくてきっと顔が赤くなっている。
ドストミウルは俺のそんな顔を覗くと、顔を寄せてきた。
「我慢しなくていい、声も、身体も。」
「やだっ、もう今日はお終い。」
「まだ出してないだろう。」
「いいから、別にそういうの。」
そう拒否したもののドストミウルは触手を抜くことはしなかった。ただし大きさを小さく戻し、その場所を優しく撫でるように刺激し始めた。前に触れていた触手を筒のように変化させて、包み込むように動かす。
「カノル、私ばかりがいい思いをするのは良くないと思ってね。君にも気持ちよくなってもらいたいんだ。」
カノルの身体には次第に力が入り、呼吸が荒れて時よりびくりと大きく跳ねる。
「んんっ、」
声を出すのが嫌で口元に寄るカノル手を剥がすように掴み、ドストミウルはその顔を近くで覗き込んだ。
「君の音を聞くのは心地いい、特に中から感じるのはまるで君とひとつになっているようで余計に気分がいいのだ。」
徐々に前の動きを早めて、中の内壁を傷つけない程度に限界まで大きくしあの部分を強く刺激する。隙間のなくなった内部は、動かされる度に触れている全ての場所が刺激を受ける。
「あっ、それ、まずっ...ああああっ」
限界が近ついたカノルは我慢するのも忘れて快感に任せ声を上げた。
直前になり前に触れる事をやめ、中の動きを激しくする。
動きに合わせて声をあげる彼をただ見つめた。
目が合ったその時、体は大きく震えた。
全身に力が入り、離されて露わになった場所から限界を超えた快楽が押し出され、自らの腹にだらしなく垂れ流れた。
まだびくびくと震えながら出るそれを見ながら、少しだけ後ろを刺激する。
それに合わせて身体が跳ねるように動いた。
「んっ、やめっ、...ほんとに」
潤んだ目でそう懇願され、直ぐに中も手も解いてやる。抜ける瞬間にまた小さく身体が動いた。
「すまない、調子に乗りすぎてしまったな。」
カノルは開放された腕で顔を覆った。
「...」
薄く荒い呼吸が部屋に溶ける。
「中を刺激されるのは気持ちいいかね。今も中の刺激で達せたのではないか?」
「うっせえ、拭いてくれよ。」
ドストミウルは近くにあった布で腹を拭った。
「カノル、怒っているかね。」
「...怒ってない。」
「気を悪くした?」
「...」
「すまない君を不快ににさせるつもりでは...」
「...んなの、初めてだったから」
腕の隙間から垣間見えた表情は、少し笑っているようにも見えた。
「...癖になりそう」
小さく掠れた声で彼は確かにそう言った。
「...」
意外な言葉にドストミウルは手を止めた。
その腕の隙間からちらと光った熱を持った瞳に、抗えない程の欲を覚えた。
その欲望は血の流れない脳内に焼き付く程に...
さあ...癖になるのはどちらの方だろうか。
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